兵庫県における在留資格の状況

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兵庫県における在留資格の状況

兵庫県における在留資格の状況について、最新の統計データ(令和6年12月末時点および令和5年12月末時点)を基にまとめました。

兵庫県は全国で7番目に外国人数が多い自治体であり、歴史的背景から「特別永住者」の割合が高い一方で、近年は「技能実習」や「特定技能」などの就労系資格が急増しているのが特徴です。

1. 在留資格別構成(上位)

令和6年(2024年)12月末時点の総数は 142,676人 です。

順位 在留資格 人数 特徴
1位 特別永住者 31,788人 全国でも大阪、東京に次いで多い地域です。
2位 永住者 28,981人 アジア圏出身者を中心に定住化が進んでいます。
3位 技能実習 13,000人超 製造業や建設業など、県内の労働力として定着。
4位 留学 約13,000人 神戸市内を中心に留学生が多く居住しています。
5位 技術・人文知識・国際業務 約11,000人 IT、通訳、事務職などの専門職。増加傾向にあります。

2. 国籍・地域別の特徴

  • 韓国・朝鮮: 最も多く、約3.5万人。特別永住者が中心です。
  • ベトナム: 急増しており、約2.9万人。技能実習から「特定技能」への移行も目立ちます。
  • 中国: 約2.3万人。IT関連や貿易業務など、専門的な就労資格者が多い傾向です。
  • ネパール: 近年急増しており、県内の国籍別順位で上位にランクインしています。

3. 地域別の分布

兵庫県内の外国人の約42%が神戸市に集中しています。

  • 神戸市(中央区・長田区・兵庫区): 歴史的なコリアンタウンや多国籍なコミュニティが形成されています。
  • 阪神地域(尼崎市・西宮市・伊丹市): 大阪へのアクセスの良さから、就労層が多く居住しています。
  • 姫路市・加古川市: 製造業の工場が集まるエリアであり、技能実習生や特定技能外国人が多く見られます。

最近の傾向

  1. 特定技能の拡大: 介護や建設、製造分野での人手不足を背景に、「特定技能」資格者が前年比で大幅に増加しています。
  2. 多国籍化: 従来の東アジア中心から、ベトナム、ネパール、インドネシアといった東南・南アジア出身者が増えており、行政の多言語対応も多様化が進んでいます。
  3. 定住化の進行: 「永住者」や「家族滞在」の増加により、単身労働者だけでなく「家族単位」での生活基盤が確立されつつあります。

◇神戸市は兵庫県内の外国人の約42%が居住する、県内最大の多文化共生都市です。神戸市は区によって在留資格のカラーが明確に分かれています。

  • 中央区(約1.5万人): 市内最多の居住エリアです。外資系企業や領事館、日本語学校が集中しているため、「技人国」や「留学」、「経営・管理」などの資格者が目立ちます。
  • 長田区・兵庫区(各約8,000人): 「特別永住者」の割合が非常に高く、古くからの多文化コミュニティが根付いています。近年はベトナム人住民による「技能実習」や「家族滞在」も増えています。
  • 東灘区(約8,000人): 大学が多く「留学」が多いほか、落ち着いた住宅街として「永住者」や欧米圏の専門職も多く居住しています。
  • 西区(約4,000人): 神戸複合産業団地などの就労拠点があるため、「技能実習」や「特定技能」の若年層が増加しています。

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◇西宮市は兵庫県内で神戸市、姫路市、尼崎市に次いで外国人住民が多い都市であり、文教住宅都市としての側面を反映した特徴的な構成となっています。

令和7年(2025年)1月時点の統計では、西宮市の外国人住民数は約 9,600人 前後で推移しています。兵庫県全体の外国人増加傾向と同様、西宮市でも前年比で微増が続いています。

在留資格別の構成と特徴

西宮市の在留資格構成は、近隣の尼崎市や姫路市(技能実習や特定技能が多い)と比較して、「教育・研究」や「高度専門職」の比率が比較的高いのが特徴です。

在留資格 在留資格・特徴
永住・定住系 「永住者」および「特別永住者」が全体の約半数を占めます。長年地域に根付いた世帯が多く、生活基盤が非常に安定しています。
就労系(専門職) 「技術・人文知識・国際業務」。大阪・神戸のベッドタウンであるため、ITエンジニアや外資系企業に勤務する専門職が居住地として西宮を選ぶケースが多いです。
学術・教育系 「留学」および「教授・教育」。関西学院大学をはじめとする多くの大学・専修学校があるため、留学生や外国人研究者の割合が他の市に比べて高い傾向にあります。
就労系(現場) 「技能実習」。臨海部の製造・物流拠点や建設現場での受け入れがありますが、市全体の比率としては神戸や姫路ほど高くはありません。

西宮市の地域的な特色

  1. 居住環境の良さ: 「住みたい街」として人気があるため、単なる労働力としてではなく、「家族滞在」(就労者の家族)の資格で中長期的に生活する外国人が多いのが特徴です。
  2. 行政サポート: 西宮市国際交流協会を中心に、日本語学習支援や多言語での生活相談が活発です。特に「子育て」や「教育」に関する相談ニーズが高いのが文教都市らしい点と言えます。
  3. 高度人材の潜在数: 特定技能のような現業系資格よりも、大学での研究や専門的なビジネスに従事する層が厚いことが、西宮市の統計的な個性となっています。

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◇姫路市は兵庫県内で神戸市に次ぐ規模の外国人住民を抱える都市であり、製造業を中心とした「産業都市」としての特色が色濃く反映された構成になっています。

姫路市の外国人住民数

最新のデータによると、姫路市の外国人住民数は約 14,600人 を超えており、人口に対する割合は約 2.8% です。これは兵庫県内でも高い水準にあります。

2. 在留資格別の構成

姫路市の特徴は、歴史的な背景に基づく「特別永住者」の多さと、近年の産業需要に応える「技能実習・特定技能」の多さが共存している点にあります。

順位 在留資格 主な特徴
1位 特別永住者 約3,700人。市内全域に安定したコミュニティがあります。
2位 永住者 約3,200人。就労層の定住化が進んでいます。
3位 技術・人文知識・国際業務 約1,100人。製造業の設計やIT、貿易事務などの専門職。
4位 特定技能 1,000人超。人手不足が深刻な製造・建設・介護分野で急増。
5位 留学 約1,000人。市内および近郊の大学・専門学校生。
6位 技能実習 複数の号数合計で約1,700人超。製造業の現場を支える中心層。

姫路市は播磨臨海工業地帯を擁するため、「技能実習」や「特定技能」の資格者が非常に多いのが特徴です。特に金属加工、機械製造、建設、食品加工の分野での受け入れが目立ちます。
姫路市は、神戸市のような「商業・観光・IT」主導の構成とは異なり、「製造・現場・定住」がキーワードとなる、非常にパワフルな外国人コミュニティを形成しています。

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