入管改正法案参議院本会議で可決・成立
入管改正法案参議院本会議で可決・成立
2023年6月9日、外国人の収容の在り方を見直す入管法の改正案は、参議院本会議で採決が行われ賛成多数で可決・成立。
重要法案に位置づける出入国管理法などの改正案は、難民申請中は強制送還が停止される規定について、申請を繰り返すことで送還を逃れようとするケースがあるとして、3回目の申請以降は「相当の理由」を示さなければ適用しないことや、退去するまでの期間、施設に収容するとしていた原則を改め、入管が認めた「監理人」と呼ばれる支援者らのもとで生活できることなどが盛り込まれている。
更に、収容の長期化を可能なかぎり避けるため、収容を続けるべきか3か月ごとに検討する制度が新たに設けられた他、難民の認定基準を満たさない場合でも、紛争から逃れてきた人などを難民に準じて保護の対象とする新たな制度の創設などが盛り込まれている。