愛媛県における在留資格の状況
愛媛県における在留資格の状況
愛媛県における在留資格と外国人労働者の状況について、2025年10月末時点の最新データ(愛媛労働局まとめ)を中心に整理しました。
現在、愛媛県内の外国人労働者数は過去最多を更新しており、特に技能実習と特定技能の動向が顕著です。
在留資格別の構成(2025年10月末時点)
愛媛県内の外国人労働者数は全体で 15,935人(前年比約1,400人増)となっており、その内訳は以下の通りです。
- 技能実習:7,711人(全体の48.4%) 県内で最も多い在留資格です。依然として全体の約半数を占めていますが、伸び率は鈍化傾向にあります。
- 専門的・技術的分野(特定技能を含む):5,594人(35.1%) このうち、現場の即戦力として期待される「特定技能」は 3,895人に達し、前年から大幅に増加しています。
- 身分に基づく在留資格(永住者・日本人の配偶者等):1,392人(8.7%)
- 資格外活動(留学生のアルバイト等):1,102人(6.9%)
産業別の特徴
愛媛県の産業構造を反映し、特定の業種に集中しているのが特徴です。
- 製造業(54.2%) 全労働者の半数以上が製造業に従事しています。特に造船業が盛んな今治エリアでは、外国人労働者の約8割が製造業に集中しています。
- 医療・福祉(11.9%) 近年、増加率が非常に高い分野です。ミャンマーやインドネシアからの人材受け入れが堅調で、過去最多の1,897人となっています。
- 建設業(8.9%) インフラ整備や人手不足を背景に、安定した需要があります。
地域・国籍別の動向
- 地域: 今治市を中心とした東予地域での受け入れが最も多く、次いで松山市などの中予地域となっています。
- 国籍: 以前は中国が主流でしたが、現在はベトナムが最多。次いでフィリピン、中国の順となっています。
特にフィリピン国籍の割合は全国平均と比較しても高く、地元の大学(愛媛大学など)との連携による人材育成も影響していると考えられます。
ポイント
愛媛県では、全国平均よりも「技能実習」の割合が高い傾向にありましたが、現在は「特定技能」への移行や、医療・福祉分野での受け入れが急速に進んでいます。労働力確保の手段として、より専門性の高い、あるいは特定技能のような即戦力資格へのシフトが明確になっています。