山口県における在留資格の状況

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山口県における在留資格の状況

山口県における在留資格の状況について、2025年~2026年の最新動向を反映したデータをまとめました。
宮城県や仙台市が「留学生」を主体とする都市型なのに対し、山口県は「製造業・水産業などの現場を支える就労層」と「歴史的背景による特別永住者」の両面が強いという、独特の産業構造を反映した構成になっています。

1. 山口県の全体概況

山口県内の在留外国人数は約20,000人の大台に乗り、過去最高を更新しています。 特に労働力としての需要が高く、外国人労働者数は年間15%~16%のペースで急増しており、人手不足に悩む地方産業の生命線となっています。

2. 在留資格別の構成

山口県の特徴は、全国平均に比べて「技能実習」や「特別永住者」の割合が高い点にあります。

在留資格 特徴と傾向
技能実習 県内最大の労働資格。 全体の20%〜25%を占める。製造業や造船、農業、食品加工が盛んな地域性を反映。
特別永住者 歴史的背景により、依然として大きな割合(約23%〜26%)を占めるが、高齢化により微減傾向。
永住者 地域に根ざした定住層として、特別永住者に次ぐ規模。
専門的・技術的分野 「技術・人文知識・国際業務」など。化学コンビナートや自動車関連企業の技術職として増加中。
特定技能 急成長分野。 技能実習からの移行先として、飲食料品製造や建設、介護を中心に前年比で大幅増。
留学 山口大学や梅光学院大学などに在籍。仙台市のような「留学生中心」の構造とは異なり、全資格の中では1割弱に留まる。

3. 国籍別の傾向

国籍構成において、近年大きな変化が起きています。

  • ベトナム:近年、中国を抜いて第1位に。技能実習や特定技能として、県内全域の産業を支えています。
  • 中国:永住者やビジネス層が多いが、実習生数は減少傾向。
  • 韓国・朝鮮:特別永住者が中心で、下関市などに多く居住。
  • インドネシア・フィリピン:造船業(下関、笠戸島など)や介護分野での就労が目立つ。

4. 地域別の特徴

  • 下関市:県内で最も外国人が多く、全県の約4分の1が居住。特別永住者から技能実習生まで、最も多様な在留資格が混在するエリア。
  • 宇部市・周南市:化学工業・製造業の拠点が多いため、技術職や技能実習生が集中。
  • 下松市・柳井市:鉄道車両製造や造船などの「ものづくり」現場において、技能実習生・特定技能者が不可欠な存在。
     

山口県は製造業の付加価値額が高い「工業県」であるため、今後は「特定技能」による即戦力人材の獲得競争が他県以上に激化すると予想されます。

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