香川県における最新の在留資格状況
香川県における最新の在留資格状況
香川県では近年、外国人住民数が急増しており、2025年には2万人を突破しています(県人口の約2.2%に相当)。特に労働力としての「特定技能」や「技能実習」の割合が高いのが特徴です。
1. 在留資格別の主要内訳(2025年時点)
香川県内の在留資格で最も多いのは特定技能1号であり、次いで技能実習、永住者と続きます。
| 在留資格 | 人数(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| 特定技能1号 | 約5,110人 | 近年最も伸びており、技能実習からの移行も多い。 |
| 技能実習(計) | 約6,200人 | 製造業や農業などの労働力として依然として大きな割合を占める。 |
| 永住者 | 約3,300人 | 地域社会に定着している層。 |
| 技術・人文知識・国際業務 | 約1,200人 | ホワイトカラー層や専門職。 |
| 留学 | 約940人 | 県内の大学や専門学校に在籍。 |
2. 国籍別の構成
アジア圏が全体の約9割を占めており、上位4カ国で全体の7割以上を構成しています。
- ベトナム: 約4,750人(最多)
- インドネシア: 約3,960人
- 中国: 約3,070人
- フィリピン: 約2,990人 ※ミャンマーからの流入も増加傾向にあります。
3. 香川県特有の傾向とトピックス
「特定技能」の急増: 2024年度の増加数では特定技能が前年比+32.2%と際立っており、労働力不足を背景に積極的に受け入れが進んでいます。
多文化共生の推進: 外国人住民が「約50人に1人」の割合となったことを受け、香川県では「外国人住民会合」の開催や、行政サービスの多言語化(QRコード活用など)を強化しています。
産業への寄与: 食品製造、造船、農業といった香川の基幹産業において、中長期在留者が重要な役割を担っています。
◇高松市は香川県全体の外国人住民の約3割から4割が集中する中心地であり、県内でも特に「高度専門職」や「技術・人文知識・国際業務」といった専門性の高い在留資格を持つ外国人が多いのが特徴です。
2025年から2026年にかけての動向を基にした、高松市の在留資格状況のまとめです。
1. 高松市の在留資格構成(主要なもの)
高松市では、技能実習生だけでなく、都市部ならではの「就労系資格」や「居住系資格」がバランスよく混在しています。
| 在留資格 | 特徴 |
|---|---|
| 技能実習 | 市内の製造業や建設業を中心に依然として最大勢力。 |
| 永住者 | 高松市に長年定着している層。コミュニティの核となっている。 |
| 特定技能 | 2024年以降、宿泊、外食、介護分野での伸びが顕著。 |
| 技術・人文知識・国際業務 | 県庁所在地として、IT企業、商社、語学学校などで働く専門職が多い。 |
| 家族滞在 | 就労者の呼び寄せにより、増加傾向にある。 |
2. 国籍別の分布
高松市内では以下の4カ国で約7割を占めています。
- ベトナム: 建設、製造、飲食など幅広い分野。
- 中国: 永住者やビジネス、教育関係者が多い。
- フィリピン: サービス業や英語教育、定住者が中心。
- インドネシア: 技能実習から特定技能への移行が目立つ。
3. 地域的な特徴とトレンド
「高度人材」の集積: 香川大学や大手企業の支店が集まる高松市は、県内の他市町に比べて「教授」や「高度専門職」の割合が高い傾向にあります。
インバウンドと特定技能: 観光地としての側面から、ホテル・旅館業での「特定技能」活用が進んでおり、高松駅周辺や瓦町エリアでの就労者が増えています。
定住化の進行: 瓦町や塩上町周辺など、利便性の高いエリアに外国人住民が集中しており、多言語でのゴミ出しルールや防災情報の提供が課題となっています。
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◇丸亀市は、高松市に次いで県内で2番目に外国人労働者が多い地域です。高松市が「ホワイトカラー・専門職」も含む多様な構成であるのに対し、丸亀市は「製造業」と「造船業」を軸とした技能実習・特定技能の割合が非常に高いのが特徴です。
2025年~2026年の最新動向を基にした状況を整理しました。
1. 丸亀市の在留資格構成
丸亀市では、労働者全体の約4割~5割を技能実習が占めており、近年はそこから移行した特定技能の伸びが顕著です。
| 在留資格 | 特徴・傾向 |
|---|---|
| 技能実習 | 市内ハローワーク管内で約1,500人以上。製造業・建設業の基盤を支える。 |
| 特定技能 | 造船・舶用工業の集積地であるため、特定技能(造船)の人数が全国的にも上位。 |
| 身分に基づく資格 | 永住者、定住者など。丸亀市にはペルー国籍の住民が多いという独自のコミュニティがある。 |
| 技術・人文知識・国際業務 | 高松市に比べると割合は低いが、企業のエンジニア等として一定数存在。 |
2. 国籍別の分布
丸亀市は国籍構成において、県内他自治体とは異なるユニークな特徴を持っています。
- ベトナム・インドネシア: 技能実習および特定技能の主力層。
- 中国: 歴史的に定住している層に加え、技能実習生も多い。
- ペルー: 丸亀市の大きな特徴。香川県内在住のペルー人の約7割が丸亀市に集中していると言われており、永住者や定住者として地域に根付いています。
- フィリピン: 定住者やサービス業、製造業に従事。
3. 地域的な特徴とトレンド
「造船のまち」としての特定技能: 2026年時点のデータでは、丸亀市は人口あたりの「特定技能(造船・舶用)」の人数が全国トップクラスです。今治市(愛媛県)などと並び、海事産業を支える外国人材の重要拠点となっています。
定住コミュニティの存在: ペルーやブラジルなど南米ルーツの住民が多く、二世・三世の教育支援や多文化共生が行政課題として長年取り組まれています。
労働力の定着: 単なる「出稼ぎ」ではなく、特定技能への移行や家族滞在による呼び寄せなど、地域に中長期的に滞在する層が増加しており、生活支援ニーズが高まっています。
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