愛知県における在留資格の状況

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愛知県における在留資格の状況

愛知県は、日本屈指の製造業の集積地であることから、古くから多くの外国籍住民が暮らしています。2026年現在の最新状況を整理すると、在留外国人数は全国第2位~3位を推移しており、特に「就労」に関連する在留資格の割合が高いのが特徴です。
2025年6月末時点の統計に基づいた、愛知県における在留資格の主な状況を解説します。

1. 全体的な規模と推移

愛知県の外国人住民数は、2025年6月末時点で345,900人に達しており、県内総人口の約4.64%を占めています。

  • 増加傾向: 半年間で約1.4万人増加しており、特に特定技能や技能実習といった労働力の流入が続いています。
  • 全国順位: 東京都に次ぐ規模で、大阪府と全国2位の座を僅差で競い合っています。

2. 在留資格別の特徴

愛知県の最大の特徴は、「永住者」と「就労系資格」のバランスです。

在留資格の種類 特徴と状況
永住者 最も多い区分。日系ブラジル人やフィリピン人など、長年地域に根付いて生活している層が厚い。
技能実習・特定技能 製造業(自動車関連など)の現場を支える中心層。近年は「技能実習」から、より長期就労が可能な「特定技能」への移行が加速している。
技術・人文知識・国際業務 ITエンジニアや通訳、事務職など。名古屋市を中心にホワイトカラー層も増加中。
日本人の配偶者等 定住性が高く、地域コミュニティの核となっているケースが多い。

3. 国籍別の構成

愛知県は他の都道府県と比較して、特定の国籍に偏らずバランスが良いのが特徴です。

  • ブラジル: 豊田市や瀬戸市などに大きなコミュニティがあり、愛知県を象徴する存在。
  • ベトナム: 近年、技能実習生や特定技能、留学生として急増し、ブラジルに迫る勢い。
  • 中国: 依然として多いが、就労だけでなくビジネスや永住目的も目立つ。
  • フィリピン: 製造業や建設業、介護分野での就労が多い。

4. 地域別の分布

外国人住民は特定の自治体に集中する傾向があります。

  • 名古屋市: 県全体の約3割強が集中。留学生や高度専門職が多い。
  • 西三河地域(豊田市、岡崎市、刈谷市など): 自動車産業の拠点。日系ブラジル人や技能実習生が非常に多い。
  • 人口比率が高い自治体: 飛島村、高浜市、碧南市などでは、人口の約10%前後が外国人という状況も見られます。
     

現在、政府が進めている「育成就労制度」への移行準備により、現場では在留資格の切り替えや、より熟練した資格(特定技能2号など)を目指す外国人が増えています。愛知県は「多文化共生」の先進県としても知られており、行政による日本語教育や生活支援も他県より手厚い傾向にあります。

◇名古屋市は、愛知県内でも特に外国人住民が集中している地域であり、多様な在留資格を持つ人々が暮らしています。

  1. 全体的な規模
    名古屋市には、愛知県全体の外国人住民(約34.6万人)のうち、約3割強にあたる人々が集中して居住しています。名古屋市内の外国人住民数は増加傾向にあり、市内の総人口に占める割合も高まっています。
  2. 主な在留資格と特徴
    名古屋市で見られる主な在留資格とその特徴は以下の通りです。
  • 永住者: 地域に長年定住している層で、ブラジル、中国、フィリピン、韓国・朝鮮籍の方などに多く見られます。
  • 技術・人文知識・国際業務 (技人国): 名古屋市は都市部であるため、ITエンジニアや通訳、事務職などのホワイトカラー層の就労者が多く、この資格を持つ人の割合が県内他地域に比べて高いのが特徴です。
  • 特定技能・技能実習: 製造業だけでなく、人手不足が深刻なビルクリーニング、外食業、建設業などの分野で働く人が増えています 。特に「特定技能1号」での受け入れや、「技能実習」からの移行が進んでいます。
  • 留学: 名古屋市内には大学や日本語学校が多いため、学生として在留している層も厚いのが特徴です。

3. 具体的な相談事例(ビルクリーニング分野

ユーザー様が過去に行政書士へ相談された内容からも、名古屋市周辺での在留資格の具体的な動きが伺えます。

  • 特定技能(ビルクリーニング): フィリピン人の親族を清掃員として雇用する場合、日本語試験(JLPT N4など)とビルクリーニング分野の評価試験への合格が必須要件となります。
  • フィリピン特有の手続き: フィリピン人を雇用する場合、日本の入管手続きに加え、現地の機関(POEAやPOLO/MWA)を通じた手続きが必要となり、ハードルが比較的高いとされています。

4. 地域別の傾向

名古屋市内でも、中区、港区、南区など、特に外国人住民の比率が高い区があり、それぞれの地域特性に合わせたコミュニティが形成されています。
名古屋市内で在留資格の申請や変更を検討される場合は、名古屋市西区に拠点を置く「行政書士・社会保険労務士GLOBAL」 や、名古屋市東区の「おおみ行政書士事務所」 など、地域の事情に詳しい専門家が相談先として挙げられています。

ご相談はこちら

名古屋市西区 https://visa-shien.net/aichi/15807
名古屋市東区 https://visa-shien.net/aichi/15117

大府市およびその周辺地域(東海市、知多市、刈谷市など)における在留資格の状況は、**「西三河の製造業」と「知多半島の生活圏」**の両方の特性を併せ持っているのが特徴です。
2026年現在の動向を踏まえた最新状況を整理します。

1. 大府市の概況

大府市では、人口の約3~4%(約3,000~3,500人前後)が外国人住民です。

  • ベトナム人が急増: かつてはブラジル人が最多でしたが、現在はベトナムが第1位となっており、次いでフィリピン、中国、インドネシア、ブラジルと続きます。
  • 若い労働世代: 20代~30代の割合が非常に高く、地域の労働力を支える中核となっています。

2. 特徴的な在留資格

◇大府市周辺は、自動車関連産業の集積地であるため、以下の資格が目立ちます。

① 技能実習・特定技能(製造業)
大府市から刈谷市にかけては自動車部品メーカーが多く、「技能実習」から「特定技能」へ移行して継続就労する東南アジア出身者が非常に増えています。特に加工、溶接、組立といった製造現場でのニーズが根強いです。

② 身分に基づく在留資格(永住者・定住者)
ブラジルやフィリピン出身者に多く、地域に完全に定住しています。大府市は名古屋市へのアクセスも良いため、共働きで近隣の工場へ通う世帯も多く、子供が地元の学校に通う「定住化」が進んでいます。

③ 資格外活動(留学生のアルバイト)
名古屋市に近いという立地から、名古屋市内の学校に通う留学生が、大府市周辺の物流センターや食品工場でアルバイト(週28時間以内)として働いているケースも多く見られます。

3. 周辺地域との比較

大府市を含む「ハローワーク刈谷」および「知多地域」の管轄内では、産業構造によって資格の分布が異なります。

地域 在留資格の傾向 主な産業
大府市・刈谷市 特定技能・技能実習が非常に多い 自動車部品・機械製造
東海市・知多市 永住者の割合が比較的高め 鉄鋼・臨海工業・化学
名古屋市(隣接) 技術・人文知識・国際業務(事務・IT) サービス業・IT・教育

4. 行政のサポート体制

大府市は「多文化共生推進プラン」を策定しており、在留資格の更新や生活相談に関するサポートが充実しています。

  • 相談窓口: 市役所等で多言語での相談を受け付けており、特にベトナム語やタガログ語の対応が強化されています。
  • 特定技能の支援: 地元の企業と連携し、登録支援機関を通じた生活支援(住居確保や日本語学習)が活発です。

【ポイント】 大府市周辺で外国人を雇用、または在留資格の申請を検討されている場合、「製造業における特定技能への移行」が現在の最大のトレンドです。また、フィリピン籍の方を雇用する場合は、日本の入管手続きに加えてフィリピン独自の「DMW(旧POEA)」手続きが必要になる点に注意が必要です。

大府市や周辺地域のご相談はこちらへ

https://visa-shien.net/aichi/15516

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